旦那様はとんでもない方向音痴だ。
ソウルのど真ん中出身なのに、地方出身者、旅行者以上に道を聞いてまわる。
アプリは車用のナビを使っている。
が、迷う。不思議だ。
今日はスパに連れていってくれるという。
水着を持参して到着したのは、大きなターミナルがある駅。
駅に到着して出口を探す。
「うーーーん」。
出たーーッ!
これは迷ったときの、いわば合図みたいなもの。イントネーションがものすごく特徴的なのだ。
う↑うーん↓ 上から下がる感じ。
しかも、今日はだいぶ早めに出た。
無言でただただ彼の顔をじーっと見ると、頭をポリポリ、キョロキョロ、うーーーん、テヘ。
テヘ、いらないから!
なんとか出口を見つけて外に出ると、お店に電話する。「わかりました!ありがとうございます!」と、ちょっとかっこつけて電話を切った直後に、うーーーん。
ウソや〜ン!
つい、さんまさん的なツッコミを入れたくなる。
結局、駅から徒歩10分圏内でいけるところに、30分ほどかけてようやく到着。新しい所に連れて行ってくれるその気持ちは、ものすんごくうれしい。
だからこそ、私も決して地図を読むのが得意なほうではないが「私が頑張ろう!」と決心したのだった。
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