乳酸菌は塗る時代!韓国コスメのトレンドキーワード「乳酸菌・プロバイオティクス・マイクロバイオーム」徹底解説!

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2020年も残りあとわずかになってきました。

この記事では、2020年、韓国コスメにおいて、一大トレンドと言えるキーワード

  • 乳酸菌
  • プロバイオティクス
  • バイオーム

についてご紹介します。

実は今、こぞって各企業がこれらをキーワードにしたコスメを発売していて、専門ブランドまで続々と登場してきているんです。

なぜこれらのキーワードがトレンドなのか、また、どんな効果があるのかや、注目のコスメブランドもご紹介しますね。

また、おすすめアイテムについては、『girlswalker』での連載「#韓国なう」にてご紹介していますので、そちらもぜひ!

Contents

乳酸菌コスメは、シカに次ぐ次世代の肌再生成分!

「乳酸菌」は、皮膚の環境を根本的に改善してくれるとあって、肌再生や鎮静を促す成分として再生クリームに使用されてきた「シカ」の後を継ぐ次世代成分として注目されているんです。

その証拠に、シカで最も有名な韓国コスメブランド「Dr.jart+(ドクタージャルト)」が、シカのペアラインに独自に配合した「ジャルトゥバイオーム™」成分を含めることに始まり、バイタルハイドラソリューションラインには「水分バイオーム」というキーワードを使って、本格的にプロバイオティクスの化粧品カテゴリーの製品を発売しています。

また、ランコムからも商品が発売されています。

15年間マイクロバイオームの研究を継続してきたランコムは、2019年9月に新たにリリースした「ニューアドバンスドジェニーピク」に代表成分として7つのプロバイオティクスと乳酸菌の増殖を助けるプレバイオティクス成分を一緒に搭載しています。

まずは「マイクロバイオーム」という言葉に注目!

最近乳酸菌が注目され始めた背景には「マイクロバイオーム(Microbiome)」という言葉を欠かすことができません。

マイクロバイオームとは、人体に生息する「微生物(Microbe)」と「生態系(Biome)」を合わせた言葉で人の体に住んでいる微生物の遺伝情報をいいます。

科学者たちは、「DNAと指紋のように、人は皆、異なるマイクロバイオームを持って生まれ、この後も遺伝情報が絶えず進化する」という事実に注目し始めました。

これを「第2のゲノム」と呼び、化粧品だけでなく、治療剤の開発、食料品など幅広い分野に活用されています。

マウントサイナイアイカン医科大学の皮膚科准教授であり、「The Beauty of Dirty Skin」の著者ホイットニーボウ(Whitney Bowe)氏は、「肌の細菌種多様ほど皮膚のバリアがより健康になる」と述べています。

つまり、この微生物の種類が多いほど、肌が健康的な状態で肌バリアが強い状態で、逆に、減ってしまうと肌が荒れやすくなってしまうというわけ。

「乳酸菌」が韓国コスメ業界で注目された理由

このマイクロバイオームのバランス維持に役立つ成分として注目されたのが「乳酸菌」、もっと正確に言えば、「プロバイオティクス」なんです。

現在の市場での健康機能食品として使用しているプロバイオティクスは、大きく「乳酸菌」と「ビフィズス菌」に分類することができるのですが、特に「プロバイオティクス」は、皮膚に塗った時、マイクロバイオームの多様性とのバランスに多くの助けを与えるという事実が続々と明らかになっているのだそう。

肌に塗るとどんな効果があるの?

具体的には以下の通り。

  • 肌バリア機能を高める(外部環境による肌荒れを防ぐ)
  • 肌の免疫力を高める
  • pHバランスを調整してくれる

それによって、肌荒れ(ニキビや赤みも含める)が起きにくくなったり、
肌が荒れてしまったとしても自己回復力を高めてくれる効果が期待できます。

現在までに、皮膚に関連するプロバイオティクスの有効性に関する研究では、共通して「肌のバリア機能の強化」と関連性があることがわかります。

例えば、敏感肌の人を対象にした臨床試験で、プロバイオティクス成分を入れたクリームを使用したグループが対照群に比べて刺激の皮膚抵抗力が増加して、乾燥さが減ったという研究結果が明らかになっています。

また、細胞を用いたメカニズムの研究では、プロバイオティクス成分が角質細胞を接続する接続タンパク質を増加させたか、あるいは皮膚セラミドを増加させたという結果も確認できたそう。

コスメ市場で注目されている乳酸菌コスメブランドはここ!

マイクロバイオームのバランスを整える「乳酸菌コスメ」を使ってみたいなと思ったときに、チェックするべきブランドをご紹介します!

ドクタージャルト

シカのペアラインに独自に配合した「ジャルトゥバイオーム™」成分を含めることに始まり、バイタルハイドラソリューションラインには「水分バイオーム」というキーワードを使って、本格的にプロバイオティクスの化粧品カテゴリーの製品を発売。

スーンプラス

韓国最大の化粧品会社「アモーレパシフィック」の新しいクリーンダーマコスメブランド。すべての製品に植物性乳酸菌バチルスの海産物である「プロバイオティクスウォーター」を含有しています。これは一同製薬とアモーレパシフィックが共同で研究して得られたカッキムチ(カクテキ)から抽出した乳酸菌成分。

ダーマコスメ(ブランド)とは?
皮膚科医や製薬会社などプロたちが監修したコスメのこと。皮膚科学(Dermatology)とコスメ(Cosmetics)を合わせて「ダーマコスメ」という造語。「ドクターズコスメ」は、医師が監修したもので「ダーマコスメ」は、医師だけではなく製薬会社なども含まれる。

イリユン

一同製薬と共同で、乳酸菌発酵溶解成分を活用した「ラクトスキンコンプレックス™」を開発し、プロバイオティクスの「スキンバリアライン」を発売。コスメの口コミサイトでも高評価を得ています。

ザ ビューティフルファクター

2019年3月にローンチした、ライフダーマコスメブランド。独自に開発した「肌乳酸菌™」を主原料したコスメをラインアップ。

500以上の有益菌株のコレクションを保有しているフランスのエコ新素材、バイオ企業バイオビティス原料提携を結び、フランスのオーガニックオリーブから分離した乳酸菌バチルスペントソース菌を菌株で作られた乳酸菌に、皮膚類似構造であるコラーゲンとセラミドをマイクロリポソーム化したのが特徴。

韓国の超人気ビューティYoutuber「ディレクター・パイ」さんもここの「コアアンプル」をおすすめしていて、私も愛用中しています。

ビピドラップ

 

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ビフィズス乳酸菌の分野の専門家ジ・グンオク教授とともに、健康な赤ちゃんで見つかった「人乳酸菌」成分を活用したスキンケアラインを披露し注目されているブランドです。

ドクターラクト

「ディレクターパイ」さんが、ここの水分クリームと洗顔料を「TOP OF TOP(成分・効果・使い心地を分析した結果、カテゴリー別の一番のおすすめ!)」に選出したことでも注目を集めたブランド。

私も個人的に「7バリア バブル クレンザー」を愛用しているのですが、毛穴にも効いているようで、ブラックヘッドや小鼻のざらつきが改善できたため、本当におすすめです!

おすすめアイテムはコレ!

おすすめの乳酸菌コスメを、web メディア「girlswalker」で連載中の「#韓国なう」にてご紹介しています。

ぜひ合わせてチェックしてみてください。

>>> girlswalkerの記事へ「おすすめの乳酸コスメ」

肌荒れ知らずの健康美肌へ

日増しに発展する乳酸菌化粧品カテゴリーを見ても、“足りないものだけを満たす時代”は終わり、皮膚の根本的な環境を改善するスキンバイオームの時代に突入した感のある韓国。

様々な有害物質が飛び交う現代では、外部環境から肌を守ってくれて、肌の基礎体力を育ててくれるスキンケアが不可欠ですよね。

韓国で独自に進化を遂げる「乳酸菌コスメ」が、新しく頼もしいスキンケア方法になってくれそうです。

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