【ブラック企業を辞めたい人へ】30代半ばでホワイト企業へ転職、年収1,000万円をこえた私が伝えたいこと

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この記事では、「今ブラック企業で働いていて辞めたいと思ってはいるけど、どうしようか悩んでいる」「30代半ばでも、いい会社に転職できるのかな?」と悩んでいる人に向けて、実際に同じことで悩んでいた私が、思い切ってやめて何をしたのか、やめてみた結果どうなったかについてご紹介していきます。

同じ悩みを抱える人へ、何かヒントになればいいなと思います。

本記事の内容

✔ ブラック企業はいち早く抜けたほうがいい。その理由を3つ述べます
✔ 抜け時は、辞めたいと思ったとき
✔ フリーランスからホワイト企業へ就職【年収過去最高に】
✔ 30代半ばで転職に成功!やればできるを実感!

【ブラック企業を辞めたい人へ】30代半ばでホワイト企業へ転職【年収1,000万円に】

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✔ ブラック企業はいち早く抜けたほうがいい。その理由を3つ述べます

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私は、いわゆるブラック企業と言われる会社に約10年間在籍していました。

それはひとえに、仕事内容・会社・人が大好きだったから。

働き方からしたら完全に「ブラック企業」に当てはまりますが、決して嫌いではなかったんです。しかしそれでも、今思えば、もっと早く出たほうがよかったと思います。

その理由を3つに分けてのべていきます。

理由① 生産性が低い

ブラックと言われる企業のほとんどが「裁量労働制」を採用していると思います。

これは簡単に言えば、「残業代はつきませんが、働く時間はそれぞれの裁量にお任せします」ということ。

特に、マスコミや広告業界などに多いことでも知られています。

一般的にこれらの業界は、年収ベースでみれば、他の業種よりも高い場合がありますが、その分長時間働いています。

私は当時、出版社で働いていましたが、ほぼ毎日、朝から終電まで働き、忙しいときには数日間まったく帰れないということもありました。時給換算してみると300円でした。

好きなことを仕事にしていたこと・周りの人たちが素晴らしかったこともあり、当時は実はあまり不満はありませんでしたが、お給料だけ考えれば、居酒屋のアルバイトを掛け持ちしたほうが4倍稼げます。

若いうちならば経験のひとつとしてよいかもしれませんが、この働き方は30代を超えたなら考える必要があります。

理由② 時代に取り残される

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ブラックと言われる企業のほとんどが、時代に取り残されています。

今や、時間をかければいいものができるわけではありません。いくら頑張って時間をかけて何かを作っても、人から求められるものでなければ、意味がありません。ただの自己満足で終わってしまいます。それって本当にいいんでしょうか?

もちろん、立ち上げたばかりのベンチャー企業であれば最初は頑張らなければいけないかもしれません。AI・VR・ブロックチェーンなど、これから伸びるIT分野であれば、学べることも多く、転職や独立してからも応用できるはず。

しかし、いくら好きなことであっても「時代にそぐわないもの」「縮小傾向にある分野」であるものならば、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

それは今、世の中から「求められていない」わけで、最悪の場合、自転車操業にも陥りがちです。

つまり、働いても働いてもお給料は増えません。それどころか、私の場合は、ボーナスカットといった惨状も発生し、年収は激減しました。

また、転職の際、転職エージェントから「今と同じ年収をキープするのは難しい可能性が高い」「編集者出身というのはメリットにならない」と、言われました。時代にそぐわない業種で働いていたことのデメリットを痛感しました。

理由③ 体を壊す=働けなくなる=年収が減る

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体を壊しても病院に行く暇なんてありませんでした。病院に行く時間を作ってしまえば、その分自分の首を絞めてしまうほど忙しかったからです。風邪を引いたら基本、葛根湯・ビタミンCを摂りまくって放置。

そのせいで、私は肺炎→喘息になり、生涯にわたって付き合っていかなくてはいけない状態になりました。また、女性の多い職場だったのですが、婦人科系の病気にかかる人が本当に多かったです。

それでも、会社は何も補償してくれません。自分の身は自分で守るしかないわけです。

体を壊せば、その分医療費がかかりますし、ときには働けなくなります。

そうなると「お金がかかるのに稼げない状態」になってしまうので、自由に使えるお金が減っていきます。

また、体を壊すことはストレス過多で精神的に病んでしまうことも含めます。病んでしまえば働けなくなり、お金が稼げなくなってしまいます。

✔ 抜け時は「辞めたい」と思ったとき

ブラック企業を辞めたい、そう思ったらまずやめて大丈夫です。最大で6か月間は失業保険がおりるので、生活にはこまりません。

辞める前に「勤務表」は絶対残しておきましょう!

辞める前に絶対手に入れておきたいのが過去半年分の「勤務表」のコピーです。

残業時間が1ヵ月に80時間を超えている場合、それを失業保険が下りるハローワークに見せれば、通常は辞めてから3ヵ月後にお金がおりますが、すぐに振り込んでもらえるようになります。

補足
通常は「自己都合の退職」ですが、残業時間が異常な場合は「会社都合の退職」とみなされるために早く保険がおります。そして、その場合は会社に通知が行きます。ただ、辞めてしまえば関係性もなにもありませんので、ぜひ自分のことを大切にしてください。

まずは6か月間、ゆっくり休みながら自分の方向性について考えながら、次の就職先のために資格を取るなど、自分に投資してスキルアップのための時間にするのも手です。

ハローワークでは、こういった次の就業に向けての資格や技術獲得のための支援も行っているので、一度ホームページをチェックしてみることをおすすめします。

「あと少し頑張ろう」は意味ない!体を壊してからでは遅いです

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実は私は、会社を辞めて海外に短期留学をし、その後フリーランスになりましたが、前の会社で体を壊してしまったことで、少しでもストレスを感じたり体調をくずすと喘息の症状がひどくなってしまうようになっていました。呼吸がうまくできず、歩くことすらできないことも。

体力が弱り、熱を出しやすくなっていたのですが、それでも仕事をしなければいけなかった状態が続き、本当につらかったです。

「あと少し頑張ろう!」「私がいないと回らないかも」という気持ちを捨てて、もっと早く“自分のために”辞めておけばと後悔しました。

✔ フリーランスからホワイト企業へ就職【年収は過去最高】

思い切って会社を辞めてフリーランスの編集者・ライターになることを決意。外資の媒体でも仕事を取りたかったので、短期間で英語が身につけられるセブ島に4ヶ月留学(+ロンドンにも3ヵ月留学)をしました。

帰国後はフリーとして1年間、外資も含めてあらゆる媒体に売り込みに行き、ありがたいことにたくさんのお仕事をいただけるようになりました。

それでも、やはり同じマスコミ・出版業界で働くことに違和感を感じるようになり、憧れていたITの世界に挑戦するため、転職活動を開始。

ホワイトなIT企業で得たメリット
  • 副業可で年収1,000万円こえ
  • 毎日20時には家でゆっくり
  • 優秀な人たちとの出会い
  • 30代半ばにして新しいことが学べた
  • フリーになった今も経験が生きている

まったく接点のなかった世界に飛び込むために、いろいろなことをしました。

そして、結果的に、完全ホワイトの大手IT企業に就職することができました。

その会社では副業もできたため、年収は過去最高の1,000万円超えを達成。しかも、毎日、20時頃には家にいてゆっくり美味しい食事とテレビを楽しみながら。

また、ここで優秀な人たちにたくさん出会うことができ、30代半ばにして、たくさんのことを学ばせてもらえました。

その経験は、韓国に移住した今も生きていて、フリーランスとして生活に困らないくらいお金を稼ぐことができています。

✔ 30代半ばで転職に成功!やればできるを実感!

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先ほども振れましたが、多くの転職エージェントからは「年齢的に売り込みずらい」「編集者がメリットにならない」「どんなことをしているのかわかりにくい」と、難色を示される場合が多かったです。

そこで、未経験でIT企業に入るために、今までの経歴でIT企業内で活かせることを洗い出しました。

また、転職サイトやエージェントにたくさん登録して利用しました。

「未経験」「30代半ば」というデメリットを抱えた私でも、しっかりと支援してくれたところがあったおかげです。

そのおすすめの転職サイトは3つに厳選し、以下の記事に「ホワイト企業のメリット&デメリット」と合わせてまとめています。

【未経験】30代で大手IT企業に転職!使ってよかった転職サイト3選+やったこと

2020年4月10日

当時の私と同じように「ブラック企業を辞めたいけど、どうしようか」「30代半ばでいい企業に転職できるのか?」と悩んでいる人に向けて、実体験から見えたことをご紹介しました。

同じような境遇の方の参考になれば幸いです。

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